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ひみつのアソビ【IDOLiSH7】【アイナナ】【R18】

第3章 お兄さんも男なんです。【二階堂大和】


琴side


「はいよ。で、なんで、別れたんだ?」




ヤマ兄がほ〇よいを私に手渡しながら聴いてくる。とてもじゃ無いけど私がセックスを拒んで別れたなんてマヌケなことは言えない。




『それはその……』




「言いにくいか?別に引もしないからお兄さんに話してみなさい。それともオレじゃ頼りないか?」




『ううん...でも言ったら絶対ひかれる』




「大丈夫だよ。お前さんがオバケ屋敷に入って大泣きしたり、その夜怖くて寝れななくなったり恥ずかしいとこ沢山見てきてんだからさ。ちょっとやそっとの事じゃ驚かねえよ」




『!?ま、まだあの事覚えてたの!?忘れてくれたと思ったのに!』




「そりゃ嫌でも覚えてるっつうの。コッチは眠いのに夜中叩き起こされて泣き付かれて何がなんだかわかんなくなったしな。で、本当になんで別れたんだ?」




『実は…あのーなんと言いますか……その彼氏が何度かセックスしたいって言ってきたんだけど断っちゃってそれで』




「へー。で、なんでシたくなかったわけ?カレシだろ?」




ヤマ兄は引かないいんだ。本当、つくづく優しい人だなぁ~。さぞやモテる男なんだろう。きっとこの人は私なんかには振り向いてくれない。ヤマ兄に取って私は"妹"なんだろうな……




『いくら彼氏でも嫌なものは嫌だったの…。何回かチャレンジはしたけど身体を触られたときに私が泣き出しちゃってさ。ちゃんと好きだった筈だなのに』




「なるほどなー。そりゃ男は辛いわ。好きな女に触れて泣かれれば誰だってショックだしな。でも本当に好きなら止めるなだの何だの言うべきだったかもな」
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