第7章 のんびり行こう
Aside
O「あとは相葉くんが知ってる通りだよ…」
おおちゃんは深い傷を抱えていた
大好きだった人に裏切られて、それでも忘れられなくて、支えてくれていた人を傷つけた
そりゃもう人と深く関わろうなんて、思えなくなってしまうだろう
だけど
俺は、それでも守りたい
O「おいらにはこんなこと言う資格なんてないけど、相葉くんが好きなんだ…でも、怖いんだ…また大好きな人を不幸にさせちゃうんじゃないかって…」
俺はいてもたってもいられなくなって、おおちゃんのそばへ寄り、強く抱きしめた
「大丈夫、俺は不幸になんかならないよ、俺はおおちゃんといられるだけで幸せなんだもん!おおちゃんにも幸せになってほしい。
一緒に幸せになろう?
それはニノも願ってる」
O「いいの…っ?」
大粒の涙をこぼしながらおおちゃんは俺に聞いた
「うん、おおちゃんは幸せになっていいんだよ?
怖かったら少しずつでいいんだ
ゆっくり、のんびりでいい
おおちゃんそういうの得意でしょ?(笑)
一歩ずつ寄り添いながらさ、
俺と生きていってくれる?」