第7章 のんびり行こう
Sside
ニノと智くんが付き合ったとき、ニノの雰囲気を見てすぐにわかった
智くんの事が好きな事は知っていた
だけど智くんに付き合ってる人がいることも知っていた
ニノの恋を密かに応援してた俺は、いつの間にかニノに恋をしていた
だから雰囲気が変わったことにすぐに気が付いた
智くんとの距離感や、仕事中密かに送り合う目線や合図、見てるだけで辛くなったけど、それ以上にニノの恋が実ったことを嬉しく思ってた
なのに、智くんはニノを捨てた
理由はわからなかったけど、ニノは納得していたようで、俺が首を突っ込むことではないんだと自分に言い聞かせた
そんなニノの姿を見ていた俺を支えてくれたのは潤だった
智くんと別れたニノも新しく恋人が出来たようで、俺も潤と付き合うことになった
今ではそれも思い出
潤といることが一番幸せで、ありのままの自分でいられた
だから、智くんにも誰か支えてくれる人が必要だと思った
智くん、どうか幸せになってほしい
それが俺や潤、ニノ、そして相葉くんの幸せにもなるから