第11章 心のささくれ治すのは
『明日は早朝からロケだから、
今日は、早く寝よう』
なんて思っていたはず...
...いや、
ホントに思っていたのか、
振りなのか、もはや自分でも怪しい。
別にさ、毎晩シてるわけでもねーし、
そんな盛ってもいない...
…つもり。
でも…
なんか、
『早く寝ないとダメ』的シチュエーションが、
俺も、智も、逆に疼く。
静まれと、言い聞かせれば聞かせるほど、
どうしてもソコに熱が集まる。
......これじゃあ、
ヤリタイ盛りの高校生じゃねーか///
「...あっ..あっ..やっ
..しょお...ソコ、もっとシテ...」
額に汗を滲ませて、
俺に向かって両手を突き出してくる、
愛しい人...
その腕の中に入り込むと、
当然、俺と智の身体は密着する。
お互いの、汗ばんだ胸が滑るのが、
気持ちイイ...
「ああぁ...しょうちゃん...」
抱き合ったことで角度が変わり、
智のイイトコロを、
限界まで膨らんだ俺自身が、繰り返し擦る。
「..ダメ..やめて..いやだ..
..あんっ..」
ダメでもないし、止めたら怒るくせに、
可愛い声してそんなこと言うから、
「智...もう...おれ...ヤバい」