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Blue【気象系BL】

第9章 My sweet honey


俺と智は、いい関係を続けていた。
メンバーの理解と、協力もあり、

ふたりの関係を『交際中』というなら、
交際は順調、といえた。


智も、すっかり元気になり、
ちょっと太ったかな?

外食に行っても、
何でも「うめっ」と食べる彼に、
俺は、癒されていた。


ふたりの生活は、俺の家。
智も、必要な荷物を運びこんでいた。


そして、
智の趣味の、『アート』と俺は呼んでいるが...

その製作のために、
智は自分が住んでいたマンションを使っていた。





「今日さ、今作ってるの、仕上げたいから、
あっちに泊まるわ」

朝、出掛けようとすると、智がそう言った。

「わかった。無理すんなよ」


その後、マネージャーの車で、
仕事に向かった。


俺は、映画の撮影に入っていた。

俺としては、単独での映画主演は2回目。

人気アニメの映画化、ということで、
気合も入っていたけど、
プレッシャーも感じていた。


映画は、特撮が多く、
俗に言う『青バック』の前や、
実際にはそこにいない対象との演技が多く、
難しい面もあった。

そんな中、
智の存在は、俺の心のよりどころになっていた。


......

その智が、今日はいない。

帰って来ない宣言をされた。



......

なんだか、無性に、

寂しい。


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