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猫王子と犬平民

第15章 猫王子と修学旅行


女子生徒「ところで、は黙ってれば可愛いんやし、理想とかどうなっとん?やっぱイケメンがええん?」

『黙ってればは余計なんじゃないかなコラ。つーか前も言われたんだけど!!!理想、ねぇ…特にない』

女子生徒「えー?なら芸能人では誰が好きなん?」

『芸能人ー?うーん…やばい、芸能人って誰がいたっけ。思い出せない』

女子生徒「はぁ!?興味なさすぎやろ!因みに私はモデルの黄瀬君やな!」

奈央「ぶふっ!!!」

女子生徒「ちょ、汚っ!!!急に吹きださんといてぇな奈央!」

奈央「ご、ごめんごめん」


あー、奈央は黄瀬涼太の事好きだったからなぁ。ていうか、黄瀬涼太ってそう言えばモデルだったんだね。ただのウザい犬かと思ってた。てかモデル(笑)って。


女子生徒「あー!分かるぅ!黄瀬君めっちゃかっこええもんなぁ!私らと同い年にあんなイケメンがいるなんて、信じられへん!」

女子生徒「、黄瀬君はもちろん知ってるよな?」

『あぁ、一応…』

女子生徒「黄瀬君はどうなん!?有りやろ!?あんなカッコいい人を無しなんて言ったら許さへんで!!」

『うぇぇ!?いや、無いな!いくらモデル(笑)でも性格が無い!!』

女子生徒「「「「はぁ!?」」」」」


うげっ!睨まれた!めっちゃ睨まれた!!!!怖い、女子って怖い!!!ていうか奈央にも睨まれてる!!


女子生徒「アンタどんだけ理想高いん!?そりゃ赤司君っていう綺麗な男の子が隣にいるけどな!黄瀬君は別格やろ!殿堂入りやろ!!」

『ちょ、待って!赤司は性格悪いイケメン、黄瀬涼太はわんこイケメンだろ!どっちも残念だろ!!!』

女子生徒「贅沢言うな!!!ていうか、さっきから気になっててんけど…もしかして会った事あるん?」

『うん、あるよ』

女子生徒「「「「「…はぁぁぁぁぁ!?」」」」」」

女子生徒「はぁ!?いつ!?どこで!?」

『バスケの会場で。ていうか文化祭にも来てたじゃん』

女子生徒「文化祭!?来てたん!?黄瀬君来てたん!?」

奈央「ちょ、!!!!」


奈央に呼ばれて近くに行くと、コソッと耳打ちされた。どうやら黄瀬涼太はサングラスと帽子で変装してたようだ。確かにつけてたけど、普通バレるだろう。あれか、バカか皆。
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