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もう先生じゃないから

第2章 先生の後輩




『え、何でお前ここにいるんだよ』


「新入部員でーす、藤野先生」


『おい、先生言うのやめろっ』


今日からサークル、部活の活動がはじまるってことで軽音楽部の部室に来た

もちろん先生もいるわけでかなり驚いてる


『マジかよ、生徒と同じサークルとか変な感じしかしねぇ…』


「え、何?だいのバイト先の教え子さん?」


女の先輩に話しかけられる


「はいっ」


「へー、大輝さんが先生とかうける笑」


『うるせぇ!』

他の先輩も話に加わる


やっぱり軽音楽は人数が少ないなぁ


1、2、3……とりあえず私を含めて今のところ4人


まだきてないのかな


『まじで先生って呼ぶのやめろってば!』


「先生相変わらず口悪いですね」


『頼むからやめてくれ、大学で呼ばれるのは恥ずかしいんだよ』


「いいじゃん、藤野先生さん笑」


先輩にいじられはじめた
あー、悪いことしちゃったかな?


「だいたい3年間も先生って呼んでて今更変えるの難しいです」


『あー、でた 8割タメ口 2割敬語!
くそっ、アダ名でも名前でもなんでもいい、先生と言われるよりは全然いいわ』

「大輝?あ、呼び捨てはだめだよね
大輝先輩? え、無理
藤野先輩? んー、でもこれじゃ先生って呼びそう」



『ごちゃごちゃ言ってないで早くきめろ!』


「ねぇねぇ、新しい子! こいつのアダ名だいだからだい先輩ってのは?」


『あーもうそれでいい』

「あ、いいかもです…!ありがとうございますっ!」


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