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第28章 少女のいる世界


「はい、さっきの話。お前…、…聞こえてるか?」

『あああぁ…ッ、やらぁ、これ嫌あぁ…ッ!』

「…俺の声、聞こえてる?」

『!!!…ちゅ、やさ…ちゅうやさ…っ、ちゅうやさ「聞こえてるな、上出来だ」ぁ、…こ、れもうやらっ、取って…!これ取ってぇ!!!』

「…素直に言うこと聞ける?もう俺に嘘吐かない?」

『吐かない!!吐かないからッ!、!!』

泣き叫ぶように懇願した。
懇願し続けてた。

こんなの嫌だって、中也さんがいてくれなきゃやだって。

声が聞こえただけでも泣きつきたくなって、なのに私の腕は…

「気持ちよさそうにしてるけどな、お前のここ」

『んぁあッ…、あ、ああぁっっ!!!!?』

ナカにあるローターをゆっくりと出し入れされ始め、身をよじらせる。

「ほら、背中仰け反らせて気持ちよさそう。だらしねぇ顔んなってっし」

『そこッ!!!当てちゃらめえええ!!!なんかくる!!きちゃうからぁああっっ!!!!?』

「ここか?…もっと欲しいの?欲張りだなぁ」

足をバタつかせたり首を振り乱したりして鎖をガチャガチャならすのに、彼の指が…ナカのそれを変なツボに押し当てて、離してくれない。

どころか、ずっと弱いままだった振動を強くされて、気が狂うんじゃないかってほどの刺激が身体中を駆け巡る。

『おかっ、しくなる!!!!おかしくなっちゃ、あああああッッ!!!!!♡』

頭の中が真っ白になって、全身が脱力してクタリとなる。

『あ、…ッ…ぁ…♡』

「おかしくなっちまった?」

『…、ら、め…見ちゃ、やら…ッ…ちゅうやさ…、ちゅうやさんに何、見られ…っ』

「…俺が見たのは、どうしようもないくらいに可愛くなっちまったお前だけど?」

『へ、…ぁン…っ』

ナカからそれを引き抜かれ、異物感がなくなれば、かれの腕に抱きしめられる。

「……おかしくなった?…変になっちまって、怖かった?」

『あ、っぅ…ちゅうやさぁ…ッ』

「…寂しかった?」

『!!!!…、寂しかっ、…うあ、あ…!』

「ん、素直。いい子だ…じゃあ質問。……俺にこんなことさせられてお前…何考えてた?何思ってた?」

私が考えてたことなんて、一つだけ。
たったひとつ、些細なことだけ…

『こ、してた、らっ…ちゅうやさん、姫のことだけ見ててくれるって…ッ、うれ、しかっ…』

「…寂しかったんじゃねえか」
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