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第2章 暗闇の中で


『すみませんって、機嫌直してくださいよ。』

「気持ち悪…気持ち悪いって……ぐすん、」

だめだ、拗ねてる。
どこかのポートマフィアの首領を見ている様な気分だ。

『ほら、よくよく考えてみたら、太宰さんが優しいのっていつもの事ですし。』

なだめながらも、手は勉強に勤しんでいる。
そろそろなだめるのも面倒になってきたし、時間は有効活用しないとね。

「!!…いやぁ、分かってるじゃないか!流石蝶ちゃん!!」

『あ、太宰さん、これ出来たんですけど合ってますか?』

「す、スルーかい!?でもそんな蝶ちゃんも大好きさ!……ごめん問題だね?どれどれ…」

ごめんね太宰さん。
中間テスト、受ける学校があんな進学校じゃなかったら、もうちょっと構えたかもなんだけど、殺せんせーが残るよう協力しないといけないし。

「君…これはあれかい?もしかして、“解いたことある”?」

『はい。“何回か前に”、全く同じ問題、解いたことあります。』

「流石だよ。じゃなきゃ、こんな問題、初見じゃなかなか解けないだろうし…君の場合は別だろうけど。」

『それはどうも?』

会話からお察しの方も多いと思うが、実は私、こう見えて結構勉強をしてきた方なのです。というのも、今は話が長くなるから説明はできないのですが。

「中学生の問題くらいなら、例え椚ヶ丘レベルでも、君なら全て解いたことあるんだよね?…本当に関心だよ。」

『一応、忘れてる内容がないかどうかだけ確認しておこうと思って。』

「それで慢心することなく、ちゃんと勉強してるのがまた君の長所だと思うよ。うん、これ見た感じだと、ちゃんと理解しているみたいだし大丈夫さ。殺せんせーのことびっくりさせちゃえ♪」

『それは流石に褒めすぎですよ、太宰さん。まあでも、おかげさまで明日のテスト、安心して臨めそうです。』

良かった、徹夜とかする必要なさそうで。

「そうかいそうかい!なら明日は、早く寝て、早起きして、ちゃんと目を覚ましてから学校に行かないとね!」

『はい。…あ、あの、太宰さん。』

太宰さんに返事をしつつも、自分の欲が少し出てしまい、思わず帰ろうとする彼を呼び止めた。

「?なんだい蝶ちゃん、もしかして私と添い寝でもしたいとかかい!?それなら私は大歓迎____」

その返しと発想に少々驚きつつも、恥ずかしながら返事をした。

『___はい。』
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