第18章 縁の時間

『ふ…ｯ、ぅ……っ』

「…声抑えんなよ、折角の可愛いお前の声が聴けねえだろうが」

『!!?っへ、ぁ…ぅ、ｯ…』

蝶が声を出すのを我慢し始めた頃、口から指を抜いて不満を口にする。
それと一緒に蝶の唾液の着いた指を見せるように舐めてやると、顔を更に紅くさせて泣きそうな目をするこいつ。

この表情さえもが俺を煽る。

「……指、欲しい？」

口調をこいつの好みに合わせて聞けば、ﾋﾞｸﾘと肩を一瞬震わせ、抵抗せずにｺｸ､と小さく頷いた蝶。
愛らしいその動作に理性が更に蝕まれるのだが、流石に今最後までしてしまうと、場所が場所なだけに蝶の身体への負担がでかくなってしまうため我慢だ。

しかしこういう表情をされる上に我慢をすると加虐心も余計に煽られてしまうのが俺。

「どこに、欲しい」

『！！……え…口じゃ…っ』

口じゃなかったのか。
当然のようにそう言い返そうとした少女の目を見つめ続ければ、少女は目を潤ませてから少し俺の目から逸らす。

「別に俺は“口にしか”やらねえだなんてことは言ったつもりはねえぞ…お前が望むならどうにでもよくしてやるよ」

『ぁ…っ………い、つもみたいに…して…下さぃ…っ』

「…こんな時間から？それも教室の真上でか…変態」

『だ、から…こうさせてるの、中也さんが……ｯきゃ…ぅ、んん!!?んあ…ぁう…!!♡』

相変わらず余裕が無くなると俺の名を敬称付きで呼ぶ蝶を俺の方に無理やり前面からもたれさせ、片手で支えながらもう片方の手で衣服を素早くゆるめる。

そしてそれと一緒に耳の中を犯し尽くすように舌で愛撫してやると、一層蕩けた声を漏らす少女。
最早自力で身体を支える余裕もない程にﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝと感じる少女はやはり相当敏感なのだろう…既に下着越しに一瞬だけ触れたそこは、異物を受け入れる準備を整わせていた。

「確かにそれは一理あるが、合意した時点でお前も共犯だろ。…耳も良い具合に感じやすくなってんじゃねえか」

『ひぁあ…っあ、…んんん……♡……ｯ!!?ふあ、あッッ！！！♡』

指で背筋をなぞりつつ鎖骨に吸い付き、そのまま口を動かして柔らかな膨らみの頂上に向かって移動する。
小さく尖って主張する先端の突起を焦らすように舌でつつくと、それに合わせてビクッと大きく蝶の身体が跳ね上がった。

「…本当……エロい身体してやがる」