第6章 休日1
二度寝から目覚めたのはお昼だった。
ガバッと起き上がったら烏間も驚いて飛び起きた。
「おはよう、烏間」
「おはよう、マシロ」
リビングに行くと朝用意した朝食がそのまま放置状態にされていた。
もったいない
「すまない。温めて食べるか?」
「うん」
ミニトマトを寄せてレンジに入れてスイッチを押す。
その間にスープを作り直す。
「マシロ…お前卒業したらどうするんだ?」
「進路?」
「ああ」
「うーん。暗殺はやめる、でもあとは決めてない」
「そうか」
何故そんな事を聞くんだろう。
「卒業したらおr<チーン>………」
「なに?」
「いや、いい」
レンジの音で烏間の言葉を最後まで聞けなくて、すごい気になるけど、聞き直しても教えてくれないのはわかってるので聞かない。
レンジから取り出して並べる。
そして二人で昼食を食べ始める。
休日に
烏間とお昼を食べるのは
なんか、新鮮。
「烏間」
「なんだ?」
「出かけたい」
せっかくだから
お出かけしたいんだよね。