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私の居場所【暗殺教室】

第5章 イリーナ先生




HRの時間
教室には耳障りな女の声が嫌に響く。
必要以上に殺せんせーにベタベタしている彼女に、クラスメイト達は困り果てていた。
いや、男子は釘付けかな。


「イリーナ・イェラビッチと申します。みなさんよろしく」


本格的な外国語に触れさせたいという学校の意向で招いたらしい。
まぁ。表向きは。
しばらくすると、殺せんせーの顔がピンクに色づきデレデレとし始めた。

わかりやすっ!

結局
HRが終わっても彼女は殺せんせーに張り付いていた。

逆にわかりやすいよ、色々と。


烏間は静かに
イリーナを見つめていた。

ねぇ烏間
やっぱり烏間は…


「マシロちゃん!どうしたの?ぼーっとして!」


いつの間にか先生達はいなくて
カエデが私を覗き込んでいた。


「もしかして、烏間先生?」

「え?」

「だって、マシロちゃんわかりやすいし!」


わかりやすいって
何のことだ。


「いつもお昼一緒だし、ずっと見つめてるし!」


カエデはわたしをずっと見ていたのか⁉︎


「好きなんでしょ?」


好き…


「なんだそれは。」


周りの空気が固まった気がした。
あの赤羽くんでさえ、笑顔で固まってる。


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