第1章 イングリッシュラベンダー
〜クラウザーside〜
1人残されたクラウザー。
彼女と過ごした2年間。
長い様で短かった。
ずっと、君を追いかけて、
君と並びたくて、
君とずっと、傍に居たくて。
毎日、君と会って、少しずつ、惹かれていった。
僕は、出会った時から、
初めて君を見てから、心を奪われていた。
あの日、あのテニスコートで出会った時は、一瞬わからなかったけど、直ぐに気付いた。
あぁ、ずっと、憧れていた
ずっと、恋い焦がれていた、君に出会えた。
別れは、寂しいけれど、
次、会う日まで僕は強くなる。
だから、待っていて、
「いつまでも待っていいるから」
君に出会えるのを―。