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僕の視線の先に

第19章 僕達の明日





朗読劇も大好評で、無事に終わり、主催者側から、また来年もよろしくお願いいたします、と依頼が来た。

来年の事はわからないが、後輩達には
いい刺激になるだろう。
稲葉達は、すでに、卒業生を送る会の
準備に取りかかっているから、送る会が
終わったら、話をしよう。



僕の方は、マンガのアシスタントの作業を
、3月から始める事になっている。
まずは、そこからが、僕のスタートラインだ。



ナナは、大学も合格したし、僕達の朗読劇も観たから、東京に戻って行った。


「ユウスケ、また来月ね。」



来月、僕らは卒業だ。
そして、ケイタの四十九日もある。
ケイタの父さん、母さんは、ようやく
日常を取り戻しつつある。
亡くなり方が亡くなり方だから、
心の行き場がなく、ただただ辛そうだった。








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