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夢幻回廊【裏夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニス】

第9章 解けない魔法(東堂尽八)完結


ドアを開けて

『あの…!コレ!忘れ物!です!』

俯いたまま上擦る声で紙袋を差し出す

「え…?」

目の前の相手が戸惑った声で言った後

「とりあえずこっちどうぞ」

と、手をひかれ中に引きこまれた

「まさか本当に来てくれるとは
思わなかったなぁ…」

え?あれ?なんか違う…よね!?
顔をあげると目の前に居たのは

「姫凪さんて大胆なんだね」

『ま…真波君!?』

「自分から来といて何驚いてるの?(笑)」

『あたしは東堂先輩の………』

確かにここだって聞いたのに…まさか…

「誰に聞いたの?ここオレの部屋だよ?」

騙された??

考えてみたらあんなに東堂先輩の事
好きな人が、あたしに行けなんて
言う訳ない。

「てゆっか姫凪さん。コレ…
東堂さんと使うつもりだったの?」

紙袋の中を覗いた真波君の声が低くなる
??コレって?どれ?
目を真波君の手元に移すと
え!?アレってゴム!?とかいうやつ!?
こんなの持ってたら当然

「姫凪さん…ホント大胆過ぎ…
こんなの渡されてその気にならない方が
変だよね??」

そうなるよね!

『違う…あのコレは何かの間違えで!』

「東堂さんと使うつもりだったのに
間違えてオレの部屋来たの?
年下だけどオレ男だよ?」

真波君が怖い顔してあたしの腕を引き
抵抗も出来ないままベッドに押し倒された

「こんな事されても文句言えないよね?」

『ちょ…真波君…!離して……』

「嫌だよ。離したら姫凪さん
東堂さんの所に行っちゃうじゃん」

真波君が自分のネクタイを外し
あたしの手の自由を奪う

『や…痛い…真波君…こんな事ダメだよ』

必死に懇願する顔を真波君は
悲しそうな顔で見てる

「こんな顔させたいわけじゃないのに…
姫凪さんの笑った顔見せてよ」

頬に指を滑らせ優しくなぞり
唇を同じ場所に置く
思わず顔を背ける
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