第16章 復活?
ユ(コ)「こうしていると、昔に戻ったみたい」
リ「時間を忘れて、踊り明かした夜が昨日のことのよう…」
ユ(コ)「んふふっ」
リ「コーデリア…いや、姉上」
ユ(コ)「わざとそんな呼び方をするなんて…相変わらずいじらしい人ね」
リ「わざとではありません。私は、貴方を巡って兄と争い、その戦いに負けた男…貴方を忘れるためにこの世を彷徨い続けた…」
ユ(コ)「なぜ?忘れる必要などないじゃない。カールハインツに義理立てする必要ないわ。違う?」
リ「悪い人だ…それを私に答えさせるなんて…」
ユ(コ)「可愛い人ね、リヒター。いいじゃない、もう済んだことよ。いいじゃない。私は復活したんだから」
ア「おいッどういうことだ!!」
ユ(コ)「あら…アヤト。久しぶりね…」
ア「お前…なんで…ちっ…」
ユ(コ)「私と会えて嬉しいって言いに来たわけじゃなさそうね…どうして私がここにいるか、リヒターあなたから説明してくれるかしら?私は、少し休ませてもらうわ。まだ、この体に慣れてなくて
この子、意識がないのに私を追い出そうとするのよ…疲れるわ、まだ完全に私の体になってないのよ…んふふ」
ア「あいつに何をした」