第4章 カルマの時間
『!?///』
いきなり何てことを
聞いてくるんだろうこの人は
「その様子だと、
まだ最後までしてないみたいだね」
クスリと妖しく笑うカルマくん。
何が言いたいのかよくわからないんだけど・・・
『あの、カルマくん、
言ってる意味がーーー』
言いかけた瞬間、
綾乃の唇はふさがれていた。
・・・なにこれ、
カルマくんにキスされてる・・・!?
『んッ///』
くちゅ ・・・ くちゅ ・・・
口の中を掻き回されるような激しいキス。
渚くんの時とは全然違う・・・
頭が真っ白になってとろけちゃいそう・・・
ちゅっ と音をたてて
カルマくんの唇が離れた。
「渚くんとはこういうことしたの?
あ、でもこんな激しいの渚くんには無理かなー」
思考が追いつかず、
ボーッとするわたしを見て
カルマくんがまた意地悪く笑う。
「・・・綾乃ちゃんを、
俺のモノにするチャンスを密かに狙ってたんだ
ねぇ、渚くんと別れなよ。」