第5章 番外編 決勝リーグ前の息抜き
李咲:それは…難しいな…。私はアメリカに行ったまま自然消滅の感覚だったんだよね…。ほんとに好きだったからこそ最後まで言えなかった。
彩子:李咲ちゃん…
李咲:でも楓はそうじゃなかった…ずっと想ってくれてた…それが凄く申し訳なくて…だからずっと考えながら過ごしてた。楓は戻る事を望んでる。でも私はそれに甘えていいのかなって…
晴子:それで…?
李咲:そんな時に三井さんと出会った。と言うよりも晴子ちゃん達とケンカの場面に遭遇したんだけど…w
彩子:あーリョータが帰って来た時ね!
晴子:あ!あの時!
李咲:それでその後乱入事件があったでしょ?その時に三井さんに惹かれたと言うか気になったと言うか…なんかあの時自然にこの人を支えたい…って思っていろいろ考えたくて次の日からズル休みしましたw
李咲:それで考えた結果こうなりました!
彩子:今が幸せなのね。
李咲:はい。楓には悪い事したって思ってます。でもだからこそ楓にも幸せになってほしいと思うんです…。
流川:李咲…何してんだ?身体冷やす…
李咲:ありがと…もう中に入るから(^^)
彩子:かなり心配性ねー流川。
流川:李咲は病気だったから…
晴子:え?どうゆう事?
彩子:とりあえず入って話ましょ?
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彩子:で?話してくれる?
流川:話してなかったのか?
李咲:だってもう大丈夫な事だと思って…。
三井:大丈夫な事でも聞かせてくれ。
李咲:三井さん…
李咲:ふぅ…私がアメリカへ行ったのは私の病気の手術の為です。病気の事は誰にも言わずに行きました…楓にも言ってなかったのに知ってるって事はお母さんでしょ?
流川:あぁ…おばさんがら電話がきて頼まれた。
木暮:それで病気は…?
李咲:手術は成功したのでもう大丈夫です♪ただ…
彩子:ただ…?
李咲:激しいスポーツは出来なくなりました。
桜木:それじゃぁもう…
李咲:うん。バスケは出来ないんだよね…
晴子:そんな…
流川:李咲はもう…試合はおろか練習すら出来ない。
李咲:なんか暗くなっちゃいましたね!すみません…苦笑
日常生活には支障ないんでマネージャー業も大丈夫ですよ?
赤木:李咲が出来ると言うならそれでいいが…
李咲:あの!腹ごなしに皆でバスケしませんか?