第3章 それぞれの道
練習後
水戸:揃ったか??
流川:こっち…
三井:何もなければいいんだけどよ…
晴子:連絡も取れないなんて心配よ…
流川:あの日も心配で電話とメールしたけど何も返ってこなかった…
水戸:担任に聞いたけど学校には連絡ちゃんと入ってるらしいんだよ…
流川:ここの3階…
ピンポーン…
………
……
…
晴子:やっぱりいないのかなぁ…?
トン、トン、トン…
シュッー…
ガシャン…
水戸:ん?
流川:バスケットの音だ…
晴子:裏から聞こえない?
皆でマンションの裏へ歩いて行く…
晴子:あ…
流川:あいつ…
ボールが皆の方へ転がる…
流川:何やってんだ…
李咲:あ…
水戸:あ、じゃねーだろ?
李咲:……
晴子:怪我…大丈夫?
李咲:晴子ちゃん…怪我なんて大丈夫だょ…三井さんもそれで来たんですか…?
三井:お、おう…あの時の事謝りたかったからな…
李咲:ほんとに大丈夫ですから(^^)
楓もごめん…連絡返さなくて…
いろいろ考えてて…
流川:いや…元気ならそれでいい…
李咲:うん。
水戸:明日からは来いよな!2日も休みやがって!
李咲:ごめん…明日からは行くから…
晴子:李咲ちゃん…明日待ってるね(^^)
李咲:晴子ちゃんもありがと。
水戸:じゃぁ帰るか!
晴子:そうだね…
李咲:楓…
流川:ん?
李咲:私…やっぱり戻れない。
流川:李咲…
李咲:でもね…今まで通りでいてほしい…
流川:あたりめーだろ。
李咲:え…?
流川:お前が一番大事なヤツって事に変わりはねーからな。
水戸:<流川ってたまにキザだよな…>
晴子:<なんか状況的に複雑だけどカッコイイ…>
三井:<赤木の妹全く聞いてねーぞ>
水戸:<ミッチーもこれで安心なんじゃねーの?>
三井:<ミッチー呼ぶなって!って何が安心なんだよ!>
晴子<何の話?>
李咲:そこ!!
水戸・三井・晴子<!?>
李咲:何話してるのかな??(^^)
水戸:い、いやー別に…なぁ?晴子ちゃん?w
晴子:うん…って流川くんは!?
李咲:もう帰っちゃったよ?楓マイペースだし…w
三井:じゃぁ俺達も帰ろうぜ!
水戸:そーだな!ミッチー!じゃぁな李咲!
晴子:おやすみ~李咲ちゃん!
李咲:お、おやすみ…
(何だろ…一体…)