第13章 人の部屋に入る時は必ずノックをしましょう
『………ん…』
銀時「……………んん〜。」
二度寝をした二人がようやく目を覚ます。態勢は相変わらず抱き合ったまま。よくもまあこんな寝苦しい態勢を維持して熟睡出来たものだ。
『銀さんおはようございます。』
銀時「………ん。」
まだ完全に起きてない銀時と、何時か確かめる為に身体を起こし天音は窓からさす日の眩しさに目を半開きにしながら時計を覗き込んだ。
『えええっ!もうこんな時間!銀さん起きてください!私お登勢さんのところ行かなきゃ!』
銀時「いいんだよ寝かせろ〜。休みなんだからよ〜。」
『ダメダメダメ!生活リズム狂っちゃいます!!』
さっきまで銀時の睡眠を妨害をしたとかで病んでいたにも関わらず時間を知った途端叩き起す。
いくら寝たと言っても銀時の場合それほど睡眠時間を取ってないため起きなくても仕方ない。
それでもまるで息子を学校に行かす様な勢いで銀時を起こそうとする。