第12章 桟橋で 船で マリーナで
記者「9月19日は【ARASHI DAY】になると、情報を手に入れましたよ」
ニコニコ笑いながらマイクを向けてきた。
A「あ~バレました?バレましたか?」
N「あ~気づいたかぁ やっぱり気づくんだね」
肩を揺らす二人がニコッとカメラに向かって笑う。
記者「「おめでとうございます」」
記者の声が重なる。
「「「「「ありがとうございます」」」」」
声を重ねてお礼を言う。
N「いや、ほんとに…」
言葉がこぼれる二宮。
S「すごい光栄なことですね
ホントに、なかなか そんな ある一日が 自分たちのグループの
あのぉ 名前を冠(かんむり)にした1日になる事になるんで
19、20とコンサートをやりますけれども
その2日間をその名に恥じぬように、頑張りたいな と思います」
櫻井がキッチリコンサートの日取りを入れる。
O「15年分の僕らを たぶん単純に 見れると思いますね
15年前のきごちない感じじゃ たぶんないと思います」
急にやる気満々の声を上げる大野。
記者「ふふ」
急な大野の発言に記者たちの頬が緩む。
M「今は やる気あるんですね?」
松本も大野の声に反応して体を向ける。
O「今はありますね」
言い切る大野。
記者「あるんですね!」
記者も松本に同調する。
A「当時は?」
相葉も笑顔で聞く。
O「当時は残念ですけど」
苦笑する大野。
S「今は?」
櫻井も確認する。
O「大丈夫です」
胸を張る大野。
記者「楽しみにしていますので…」
「「「「「はい」」」」」」
タイミングよく返事が重なる。
記者「頑張ってください」
N「ありがとうございます」
頭を下げる二宮。
A「ありがとうございます 雨の中すみません」
相葉も頭を下げる。
S「雨の中…雨の中 すみません」
空を見上げる櫻井。
記者から拍手がおこる。
大野が拍手をしてくれている記者やカメラマンに頭を下げている。