第12章 桟橋で 船で マリーナで
記者「まずは
15年のアニバーサリーコンサート開催 おめでとうございます」
5人「ありがとうございます」
頭を下げるメンバー
記者「結成の地ハワイですね」
ニコニコマイクを向ける記者。
S「そ、そうですね ハワイでデビュー会見でしたね」
記者「15年前のデビュー会見の時には想像してましたか?」
A「デビュー会見の時ですか?」
マイクを向けられ、聞き返す相葉。
N「んーー」
15年前を思い出そうとする二宮。
S「あー
その時 15年後にこうやって活動できているとも思っていなかったし
ましてや
コンサートができるとは思ってなかったし
なんか…夢のようです
それより
15年経って またハワイに戻ってこれると思ってなかったし…」
櫻井が答える。
O「確かに、15年前はまさかコンサートがハワイで出来るなんて思ってなかったので、
15年経って『やっていいんだ!?』って感じがしましたね」
記者「やっぱり、15年前とは違いますか?」
N「前は、初めて来たときってのは、やっぱりこう…イメージ的にが連れられてきて、
急にデビューが決まって、なんだか、わかんねぇ…」
M「もう、止めてもらえるかな?」
松本がネガティブな話になりそうな二宮の話を遮る。
N「だって、本当の事…」
M「今じゃないんじゃない?」
N「へーい」
記者「はは」
S「こうやって五人でハワイでコンサートができるなんて、幸せな限りです」
M「本当に歓迎されてるって嬉しいです」
記者「歓迎されてる実感有りますか?」
M「ええ。それは、もうヒシヒシと!!
ハワイの皆さんもそうですし、お出迎えされているというか…
“ようこそ”って 町の人たちにも言ってもらって
すごくうれしいですね
旗があったり バスが走ってたらバスに嵐の名前があったり
嵐のTシャツを着てるファンの人がいたり
ハワイに来て すごい事になってますね」
少し畳みかける松本。
記者たちから笑い声がわく。