第4章 ゆる~く 通常運転へ
櫻井視点
フワッと、甘く優しい花の香りがする。
その香りの主は貴方。
「あ!智くん!おはよう🎵」
智くんに笑顔で挨拶した。
O「お、おはよう」
智くんが少しモジモジしている。
「入って入って!(遠慮しなくても)
中にニノもいるし、コーヒーも沸いてるから🎵」
廊下まで出てきて、智くんの腕を取る。
(あったかいな♪)
O「あ、うん」
遠慮がちに動き出す智くん。
吉桜がニコニコこっちを見ている。
「自分でやるから帰っていいよ?」
ワゴンを受け取る。
吉桜「はい。失礼します」
頭を下げる吉桜。
ワゴンを押しながら部屋に入り扉をしめた。
N「おはよう」
ニノの声。
O「おはよう」
智くんの返事。
ワゴンに乗っていたのはサンドイッチ
(玉子とハムとレタスかぁ)
皿を5枚出す。
(箸いるかなぁ…まぁ一応…)
箸を3膳引き出しから出す。
(やっぱ…要らないかな…)
コーヒーの良い匂いがしてきた。
「お!できた。できた!」
ある程度たまったコーヒーサーバーを引き出す。
ニノのブラック 俺のカフェオレ分をそそぐ。
(智くんも飲むかな…
まだミルクあるし、智くんのカフェオレも作ろう…)
冷蔵庫からミルクを取り出す。
新しいマグカップにシロップとミルクを入れコーヒーを流し込む。
(シロップ一個かな?もっと入れるかな?
聞いて見よう…)
「ねー智くん 今日は甘々?」
キッチンから声をかける。
O「うん!」
智くんが返事をくれた。
(じゃ、追加分は、入れて貰おうかな)
トレイにニノのブラックとカフェオレ二杯と未開封のガムシロップ一個を乗せてテーブルに向かう。
智くんが嬉しそうな顔で待っていた。
「はい」
マグカップを渡す。
O「ありがとう♡」
智くんが笑顔で受け取ってくれる。
「いいえぇ💕 あとね
トレイの上の未開封のガムシロを指差して
「一個は入れたよ。
もっと甘々なら、追加して?
で、ゴミはちょうだいね?」
トレイのブラックを取って「はい。ニノの」ニノのパソコンの横に置く。
N「あ、どうもです」
頭を少し動かすニノ。
「いいえぇ 先に作ってもらったし」