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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第18章 登場のシーン


二宮視点

ミヤサト「Please don't remove a seat belt.」
 ミヤサトさんが振り向いて注意してきた。

(ほらぁ…)


A「あ!すいません」
 ミヤサトさん謝るマー君。


(謝るなら…動くなぁ)



 「お疲れ様です」
 外から扉が開けられた。

(開く?)



M「みんなはちょっと、待機ね」
 潤くんが一人動いている。


(手伝う事あるかなぁ って
 思うっちゃ思うけど… ここからじゃ…)


ほうづえ付いた翔さんと さっきのソワソワが嘘のように動かなくなったマー君に挟まれて身動きできない。


(ここは、横のお二人のように大人しく…してるのも もったいない気がする…)


イヤモニから微かに聞こえる音楽のリズムを取り始める、俺の体。



M「おまたせ! 下りて!整列まで」
 潤くんがヘリコプターに戻って来て席に座る。



O「じゃ始めますか…」
 背筋を伸ばす大野さん。



(さー 仕事です)


 犬養マネが頷き、ヘリの扉がしめる。


 潤くんが手を開けると 再び扉が開く。


M「相葉くん!から降りて!右端ね!」
 潤くんの指示を出す。


A「はーい」
 スタスタ下りていくマー君。


 潤くんも降りる。


(次は 俺?)
体を動かす。

 大野さんが先に降りる。


M「どんどん 下りて!」
 機内の横に立った潤くんが手首を回して合図をする。


(はいはーい)


俺がヘリから降りる。


 ステージの裏側に続くカーペット。
 たくさんのスタッフが動いている。


 潤くんがカーペットに移動する。


大野さんの隣に立つ。


O「雨…」
 プロペラの回る音とエンジンの音がやかましい中、大野さんの声が聞こえる。

「なに?」
耳を近づける。


O「…降らなきゃいいね…」
 辛うじて聞き取れたのはこの一言。 


(ん 急ぎでは無いですね)


 翔さんがヘリから降りてくる。

(真ん中どうぞ…)
潤くんの方に体を寄せる。


M「ココで 整列!」
 ジェスチャーで翔さんに指示する潤くん。



M「間隔 詰めて行こっか?」
 潤くんのジェスチャーが続く。


(間隔 詰めるんだね…)


 スッと五人が一列に並ぶ。


 潤くんが指を鳴らしたタイミングで歩き出す。

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