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虹と花とキミ達と 2 《気象系》

第15章 マジメに楽しく


二宮視点

メンバーがスタッフを話している時は 俺は見て、聞いている。

 気になる人が気になる物を確認していけば、うまく行く。

何度も同じ事を聞かれるスタッフの身にもなってください。 

自分だったら『さっき言ったでしょぉ』ってキレますよ。



 お仕事モードにやっとなった相葉さんが翔さんの横でカメラを確認している。

 お仕事モードにまだなっていない大野さんが、何を見ているのかわからない目で潤くんの横に立っている。

(はー ほんと 我々は自由ですね…)



 空の雲が濃くなっている。


(本格的に雨が降りそうですね)


S「ほう じゃ、すぐ乗る?」
 親指を立てる翔さん。

スタッフ「はい 皆さんがよろしければ…」
 スタッフが振り向く。


S「じゃ 乗ろう」
 乗る気満々だが、がっつり 扉の前に立っている翔くん。



(席順…おぼえてるかなぁ 翔さんが乗らないと…)
「私…乗れねぇ…」
潤くんの背中でボヤく。


M「翔くんから乗らないと、ニノが乗れないんだよ」

 潤くんが指摘してくれて、翔さんが背中を丸めて乗り込んでいく。


「ふふ ありがとう」
一言潤くんにお礼を言う。



「お邪魔します」
ヘリコプターに乗り込む時、現地のスタッフに声をかけている。


 翔さんが席に座ると、いきなり反対側の扉が開く。

S「わ!」
 驚く翔さん。

スタッフ「あ!驚かせてすみません」
 開けたスタッフが謝る。

S「いやいや 君の所為じゃないよ」
 翔さんがスタッフに気を使っている。


「で なに?」

スタッフ「シートベルトの場所のお知らせと装着確認です」


「あーそう」

スタッフ「櫻井さんのシートベルトはココに挿してください。二宮さんのはこれです」


(これ? ああ 真ん中席だから 形が少し違うのかぁ)


外でマー君が俺らの動きを見ている。


「相葉さん? 乗れますよ?」
シートベルト閉めながら声をかける。


A「はーい 乗りまーす」
 笑顔で手をあげヘリコプターに乗り込んできた。


「ココが相葉さんのシートベルトの金具ね」
シートベルトの位置を教える。

 うんうん 頷いて手際よく装着していくマー君。


(なんか 手慣れてますね…)
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