第15章 三人で…
二宮視点
「それにしても、リーダー遅いね」
翔さんに聞こえるようにマー君に話しかける。
A「そう?…だね…」
まーくんが時計を見ている。
(別れてから36分経ちました、そろそろお迎えに行かないと、寝ます…)
S「ちょっと、見てくる!」
ソファーから勢いよく立ち上がり物凄い勢いで部屋から出ていく翔さん。
「あ、うん…」
翔さんの背中に向かって声をかける。
(振り向きませんね…)
M「行ったね…」
A「すごい勢いだったね…」
ノッポ二人が口を開けて見送っている。
「これでいいね…」
(ちょっと、わざとらしい位にしないと、鈍感な人達は動かない…)