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Children story movies.

第2章 キャスト決定!




台本。


やるって言ったけど……



出番多くないですかっ!?


ニヨニヨといつの間にか戻っていた田中と二口くんは言う。


田「無理じゃねーの?そらさん」

二「そらの容量って増えるっけ?」


そら「頑張りますって!」

セリフはあんまりないし、結構ナレーション多いから
後は立ち回りだけ。

まぁ、もっと工夫したり覚えなきゃいけない事は
いっぱいあるけど……。

そら「旭さんが指名してくれたんだこら
誰にも譲らない!
誰だったらよかったのにって思わせない!」

田「もうすでに潔子さんがいいと思ってるぞ。」

西「いや、龍。そういうな。
そらだって頑張るんだろ?
同じ2年生の晴れ舞台だ。
応援してやろうぜ!」


グッと親指を立てた拳を前に突き出す。


そら「西谷……!」


ちょっと感動した。
そんなこと、言ってくれるなんて……。




西「それにな、ナレーターが潔子さんだぞ!
いつもよりたくさん声が聞こえるのだぞ!
さぁ、目を閉じてみろ。
女神の声が聞こえるぞ……」



宗教じみた笑みと、気持ちよさそうに閉じられた目が
気持ち悪い。



田「あぁ!聞こえるぞ女神の声が!!
なんて美しい声!凜とした芯のある声でありながら、
清らかな柔らかい水のような声!」

西「誰もがその声に魅了される!
なんて罪な人なんだ潔子さん!!」

美咲さんと談笑する潔子さんの近くにひれ伏す。

潔子さんは絶対零度の視線を投げつけ、
離れた場所に移動した。


田/西「ガン無視最高っ!!!」












2人とも、ないわー……
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