一夜の幻【夢専用✣ハイキュー!!✣弱ペダ✣テニプリ】
第50章 年下男子はお嫌いデスカ?(二口堅治)完結
シートに腰を下ろしたと同時に
開くロック画面
LINEの返信…は…
来てねぇのか。
「…バーカ…
来てほしくねぇなら
"来んな"くらい入れて来いよ…
分かんねぇじゃん
どうしたら良いか…」
グッタリするサクラさんの横で
[行ってイイ?]と作っては消すメッセージ
"ゴメン"と返ってくる事より
また無視される方が辛くて送れない
「押しかけ…って、わけでもねぇよな
約束してたんだし…」
ブツブツ自分に言い訳する声が
振動と微かなエンジン音のみが
響くタクシーの中に
不気味に篭もっては
またエンジン音のみに戻って行く
「…あ、ここで、大丈夫です」
そんな気まずい空気に割り込む
サクラさんの声は
熱のせいか少し掠れてる
「大丈夫スか?
家この辺??」
「…違うけど、平気。
もう一人で帰れる」
「は?イミフ。
せっかくタクシー乗った意味よ
家の近くまで行かねぇと…」
「イヤ…。
降りたい、止めてよ…」
歩けそうな雰囲気でもないのに
頑なに首を振るサクラさん