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Starlight Kiss【気象系BL小説】

第16章 Forever Love


ー翔sideー


「もう馬鹿…無茶するから」


雅紀「いやだって…いけると思ったし」


「雅紀。刺されたんだよ。分かってる?大人の男抱えたら傷に響くって考えたら分かるだろ」


雅紀「ごめん…」


「………はい終った。服着て?」


雅紀「はぁい」


包帯を取り替え終った後、雅紀はシャツを羽織った。


「決めた」


雅紀「ん?」


「傷が完治するまでえっち無し!」


雅紀「えぇ!?マジで言ってんの!?」


「マジです」


雅紀「えぇー…」


ブツブツ言いながら雅紀がうつ向いた。


「だから…早く治して?俺だって辛いんだから…」


雅紀の太ももを撫でながら首筋にキスする。


雅紀「し、翔…煽ってない?」


「ふふっ、さぁね?」


雅紀「小悪魔め」


雅紀に抱き締められ、膝に座らせられる。


「ん…」


ゆっくりと唇が重なる。


「ふ…ぁ…」


久し振りに雅紀の唇を堪能した後離れる。


雅紀「ね、翔」


「ん?なぁに?」


雅紀「愛してる」


「どうしたの突然」


嬉しくて、くふふと翔が微笑んでしまう。


雅紀「あの日ベランダから落ちる時さ…怖く無かったって言ったけど…唯一さ、もっと沢山『愛してる』って言えば良かったなって…そこは後悔したんだよね。何度も言うと嘘っぽくなるって言う人もいるけど…俺は何度言っても足りないんだ。翔。俺は翔を愛してる。心から人を愛したのは…翔が最初で最後だよ」


「雅紀…」


雅紀「だから沢山言いたいんだ。『愛してる』って」


「うん…!」


俺は思いきり雅紀にしがみついた。
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