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Starlight Kiss【気象系BL小説】

第16章 Forever Love


ゆっくりと扉を開くと、最後に見た時と変わらない空間が広がっていた。


雅紀「翔…ゆっくりでいいよ」


「………うん…」


まだ怪我の完治しない俺を雅紀が支えてくれながらゆっくりと中に入って行く。


「………」


リビングに入ると…見えてきたベランダ。


「っっ…」


俺は反射的に雅紀に抱き着いた。


雅紀「大丈夫…俺はここに居るから」


「大丈夫じゃないよ…!雅紀が落ちてくの…俺がどんな思いで見てたか…分かってんのかよ…!」


雅紀「………ごめん…」


「もう…もう二度とあんな事しないで…」


雅紀「………約束出来ない」


「え…」


雅紀「翔は…俺の命よりも大切な人だから…もしまた翔が危険な目に遭ったら命を懸けても守るよ」


「雅紀…」


雅紀「怖く無かったんだよね…あの時も…ただ…翔が心配だった。翔が無事かどうかそれだけ…」


雅紀が両手で俺の頬を包み込む。


「やだよそんなの…。雅紀の居ない世界に俺…居たくない。居たくないから」


雅紀「………」


「お願いだから…俺置いて死んだりしないで…」


感情が高ぶり、涙が出てきた。


雅紀「分かった。もし俺が先に死んだら…迎えに来るから。必ず」


「………本当に?」


雅紀「うん。約束する。だから翔も…もし俺より先に死んだら迎えに来て?」


「うん。約束する」


雅紀「必ずね」


ちゅっと唇が降りて来る。


「必ず…」


そしてまたキス。


雅紀「必ず」


キス。


「絶対」


キス。


雅紀「絶対だから」


キス。


ずっと繰り返した。


雅紀…愛してる…。
ずっと一緒…。
約束だから…。
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