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私の人生

第2章 六つ子と1


そのあとも攻防は続いた。
しかしその残りもあと数人こんなよそ集めの集団…人数は居るものの一人一人はとても弱く、武器に頼りっきりで、まるで意味をもたない。

『ほんと…くだらない。』
私はポソリとまた言葉を漏らす。

お)まぁそういってやんなよー、馬鹿なりに考えた結果なんだろーよー
チ)おそ松兄さんに言われたら世話ないね。
お)おい!
『まぁ確かに、力で勝てないなら人数で…かといってそんな弱い寄せ集めの集団欠点が有りすぎる…私らを…バカにするなよ…?』
自分から漏れた殺気はあと数少なくなった奴等にダイレクトに届く、それでそいつは大きな声で叫んだ

男)ばっ化け物…!女の癖に…っ!?
『…』
その言葉は私がだいっきらいな言葉…それを叫ぶと同時に、六つ子全員がそいつに殴る、蹴る…

お)お前に…!アイの何がわかんだよ!
カ)お前は…いってはならない言葉を発したな…
チ)…クソの癖に何いってんの…?
一)ヒヒッ…コロース…
十)ブッコロース!
ト)ふんふん、君の名前わかったよー!君いろ色々してるんだねー…ネットに拡散しといたから!…肉体的にも社会的にも御陀仏だね…?
私はその間立っていることしか出来なかった、皆がしていることを呆然と見ておく事しか出来なかった…。

ガクン…と膝から力が抜ける。
胸にポッカリと穴が開いているような…そんな錯覚に囚われる。
手が震え、喉からはカヒュ…カヒュ…と音が漏れ目の前が霞む…怖い…

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖…
お)おい!

肩をグッ!と捕まれる、頬に手を添えられ顔を上げさせられる、瞳孔が揺れる…視野が定まらない…。
『あっ…だぃ…じょ…ぶ…っ』
十)全然大丈夫じゃないよ!アイちゃん…!
一)…!…おいで…?。
一松に手を伸ばされる、それにすがるように抱きつき、ぎゅぅ…と抱き締める。
頭を撫でる手に少しずつ落ち着いてくる。

一)大丈夫…?
『うん…ありがとう。』
離れる際に少し名残惜しそうに手を握る一松の頬にチュ…とキスを一つ落とした。

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