第4章 楽園
朝、いつものように目覚ましが鳴る。
指1本でカチッと止めて、
勢いよくカーテンをオープン。
爽やかに差し込む朝日に
ひとつ伸びをする。
朝って気持ちいいよね!
どうも、おはようございます。
相葉雅紀です☆
今日は大学の頃の友達と
お花見する約束をしてる。
職場では毎日会ってんだけど、
なかなか休みの合わないこの仕事。
あ、ちなみに、俺たち
この近くの総合病院で医者やってます。
たまの休みが大事な息抜きだから、
思いっきりはっちゃけたいよね!
手早く準備をして、朝早くには家を出る。
なんせ分刻みなスケジュールを
それ通りに進めないと
気がすまない翔ちゃんと一緒だから、
1分でも遅刻は許されない。
♪ピンポーン
チャイムが鳴る。
翔ちゃんが迎えに来た!
マンションの階段を駆け下り、
満面の笑みで車に向かって手を振ると、
車の運転席の窓も開き、
そこから翔ちゃんが
手を振ってくれた。
なんか、
「迎えに来た王子様」感があって、
男の俺でもかっこいいと思う。うん。