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voice【気象系BL】

第1章 MUSIC


*Kazunari side*

姉ちゃんも大野さんも
どっか行っちゃって、
相葉家、リビングに残されたのは
俺たちだけ。

言うなら…、
今がチャンスかな?

「「ねえ、雅紀/和。」」

あ、かぶった。

「先、いいよ?雅紀。」

俺はあとでにしたい。
なんか…、俺が言って雅紀が
言いたいことをうやむやにしたくないし。

「じ、じゃ…、いいの?」

雅紀のその態度…、
雅紀も言いづらいことなの?

「あ、あのさ…、

ひ、引かないでよ?」

俺はそっと頷いた。

“大丈夫。雅紀が何言っても引かないから。”
っていう意味を込めて。

…俺が言いたいことも
引かれそうなことだしね。

「あ、あのね…。

俺、か、和が好き…、なんだよね。

そ、その…、恋愛、の方の意味で。」


…雅紀も同じこと思ってたんだ。

真っ赤になってうつむく雅紀を見て、
思わず抱きしめた。

「…俺も。」

…って言って本当は雅紀に
見上げられたいんだけどね?

そ、そこは身長差の関係で、
見下ろされることになるんだよね…。

そこが寂しい。

でも…、

雅紀と、同じ気持ちだって、わかったから。


…ふふふ。
ずっと一緒だからね。


「ばーか。」

未だに真っ赤な雅紀に言ってみた。


all end…
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