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君と僕の見ている風景【気象系BL小説】

第13章 智のプロポーズ


ー智sideー


今考えると…最初は本気じゃ無かった気がする。


だってあの時は…ここまで好きになるなんて思いもしなかったから。


誰と付き合うにも直ぐに面倒臭くなって…フラれたり、自然消滅していたおいらの恋。
恋と呼べるかどうかも分かんないけど。


気が楽。
安心する。


そんな理由で何となく付き合い始めた同じメンバーのかず。


一緒に居る時もお互い別々の事してたり、同じ事してても窮屈に感じる事も無く。
取り分けベッドでの相性は最高で。


和「俺達って付き合ってるんですかね?セフレ?」


女から言われたらぜってー引く様な言葉を言われても…


「じゃあ…付き合ってるでいいんじゃね」


自然にそう返すおいらが居て…。


和「そうですか。分かりました」


ドライに返しながらも耳は真っ赤になってるかずが可愛いと思った。


松潤と翔くんみたいな純愛では無いけれど。
少しずつ…おいら達はお互いの距離を縮めていった。
少なくともおいらはそう思ってる。


あの日…教会で幸せそうに微笑んでる2人。
花嫁姿の翔くんを見て…おいら思ったんだ。


かずとなら
結婚したい、って。


かずに…おいらの奥さんになって欲しい。
大野和也になって欲しい。
かずとの子供が欲しいって。


永遠の愛を…かずと誓いたいんだ。


もしかしたら…かずはまだそこまで気持ちが無いのかもしれない。


かずの…幼い頃の両親の離婚はかずの深い傷になってる。


でも…これだけは信じてる。


かずもおいらの事…愛してくれてるって。


ちょっと怖いけど…松潤と相葉ちゃんが背中を押してくれた。


だからもう腹はくくった。


かずにプロポーズする。


かず…愛してるよ。
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