第7章 ♣︎新年会が…
翔side
さっきからニノが冷蔵庫の扉を、開けては閉めを繰返している。
「ねぇ、それなんか意味あんの?」
あまりにも不可解な行動をとるニノ。
「いや…まさか…ねぇ? ………そんな筈は…」
ブツブツ言いながら、また冷蔵庫の扉を開けた。
で、一言、
「酒以外、なんも入ってない…」
と……………
「ハハハ……って、笑ってる場合じゃないわ」
思わず自分でのり突っ込みしちゃったよ…(泣)
結局何も出来ず、俺達は元の場所へ移動。
「どうしますか、翔さん」
どうしますか、って俺に聞かれても…
「ま、ここはもう暫く待ってみるしかないんじゃない?」
って、いつまで待てばいいんでしょう…?
だってさ、こんなにも穏やかな顔して、気持ち良さそうに寝てる智くん、起こせるわけないじゃない。