第7章 ♣︎新年会が…
和也side
「新年会やろ~!」
突然言い出した、この人…
それに大喜びで賛同した俺と翔さん。
(Jと相葉さんは二人で仲良くディナーなんだと…)
「場所は俺ん家ね! んで、時間は6時だから、遅れんなよ~」
って…
一方的に決めたのは、この人で…
でもね、この状況はお互いに気まずいんじゃないかと…
「どうしたもんですかねぇ、これ」
翔さんに聞いても、「ハハハ…」と困り顔で笑うばっかり。
まぁね、笑うしかないってのも、わかんなくはないですけどね…
なんてったって、言い出しっぺがこれでは…
「と、取り合えずさ、我々で準備しちゃいます?」
「お、おぅ、そうだな…」
張り切って二人で仲良く並んでキッチンに立ったものの、勝手知らない他人の家、何処に何があるのかも分からない…