• テキストサイズ

しあわせはここにある【気象系BL小説】

第10章 Super Fresh!


櫻井side


「ほら、いい加減泣き止め。
 いい男が台無しだろ?」


M:「もう泣いてないし」


ふてくされたように呟く潤。

思わず笑いがこみ上げる。

こみ上げる笑いを隠しながら
俺はベッドへ移動した。

そしてリビングとベッドルームの間に
たたずむ潤に声を掛ける。


「じゅ〜ん、早くおいで」


そう言いながらベッドを手のひらで叩く。

潤の顔が赤らむのを見つめてる。


「それとも…お迎えに行ってあげようか?」


M:「意地悪…」


ぼそっと呟く潤がかわいくて…
ついいじめたくなる。

普段強気でスマートな分、
こういう時の潤はとことんかわいいと思う。

うちの年下チームはかわいいというのが
俺と智くんの共通した認識だったりする。

そして…
好きな子のことをいじめたくなるのは
男のメンタリティー。

俺もそのご多分に漏れないんだと思う。


「意地悪…かぁ…
 褒め言葉だと思っておくよ

 で、どうするの?来るの?来ないの?」


俺をじっと見ていた潤の足が動く…。

バタンと音がして
ベッドルームの扉が閉まる。

引き寄せられるようにベッドの
俺が叩いた部分に座る。


「よくできました。
 潤は素直ないい子だね」


そういってにっこり笑った。


/ 1081ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp