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【ハイキュー!!】陽だまりの猫

第2章 4月


『俺が絶対、鈴を幸せにする』



あの時のあの言葉は俺の後悔と責任感が生んだ言葉かもしれない。
だけど今、その思いは変わっている。

鈴が好きだ。大好きだ。今までアイツが泣いた分、傷ついた分、悲しんだ分、寂しかった分…
全部差し引いてお釣りが出るくらい俺は鈴を幸せにしてやりたい。


オフクロは何故か泣きそうだった。

「この先、何があってもアンタ達は家族なんだから。本気で鈴が好きなら、鈴の方から好きって言わせるような男になりなさい」


それは……



「…ちょっとハードル高くね?」

そんな言葉を口にする鈴が、想像できない。



結局、一人暮らしの話を俺はのんだ。
オフクロの知り合いの不動産屋で入居日直前でキャンセルになった部屋らしく、家具家電も一通りついていて、学校も今より近いらしい。

鈴には受験勉強に集中する為と、説明したんだと。



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