第13章 愛を語ろう@烏野高校排球部
「愛ってなんだと思う?」
マネージャーの美心の言葉に、部室は静まり返った。
菅「…その前に、なんで美心がここにいるんだ?」
「君達に、愛とは何かを尋ねるためである」
東「いや、着替えられないんだけど…」
部活終わりの部室は汗の臭いで充満していた。美心がこういう口調で話し始める時は大抵話が長くなる、と知っていた縁下は、少し扉を開けて空気野入れ替えをした。
「それぞれの見解を聞きたいのだ。自由で構わん。
…では、改めて尋ねよう。愛とは何か………主将!」
澤「お、俺か?」
急いでシャツのボタンを留め、澤村は少し考えてから言った。