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青春メモリアル【短編集】

第6章 告白は突然に@青峰大輝




キス、された。


…好きな人に。


時が止まったみたいだ。それくらい、長かったと思う。

息も苦しくなった頃、やっと唇が離れた。
彼と目が合う。こんな至近距離で見つめられて恥ずかしいはずなのに、なぜか目が離せなかった。


彼はフッと微笑み、そして言った。



「好きだ、美心。
つき合ってくれ」


君の声。

言葉。

笑顔。


…全てが目に焼き付いて、頭から離れない。



「…私も好き」



——後でさつきに報告しなきゃね。


眩しいくらいの快晴の許、私達は再びその影を重ねた。


fin

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