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青春メモリアル【短編集】

第15章 いつもの日に愛をひと粒@縁下力




「あ、ヤッホーちからー」

「どうも、美心サン」

廊下ですれ違えば、言葉を交わす。
只、それだけ。

同じバレー部の先輩後輩で、選手とマネージャー。
それだけの関係。


……そう話せば、誰も二人の関係を疑わない。


「美心、本当に縁下とつき合ってるのか?」

同じ部活の主将でさえ、事実を疑いそうになる程、2人の会話は至って普通だ。


「勿論♪」



まさか“カレカノ”の関係であるとは、誰も思わないだろう。





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