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とある双子たちのお話

第3章 黒子テツヤの双子の話



「テツくんって、双子なんだね!!」



それは桃井からの言葉が始め。
最初から知っていた赤司を除いたメンバーは驚きの表情を浮かべ、黒子を見ていた。
黒子のそばに座っていたは苦笑を浮かべつつ、黒子は食べていたご飯を止め、首を傾げた。



「言ってませんでしたか?」

「言ってないッスよ!!」

「黒ちんが2人とか…」

「似てるって言われます」

「双子だから当たり前なのだよ」



緑間の諦めのため息に、赤司は笑みを浮かべていた。
まだ会ったことすらない黒子の双子の弟。
興味があるのは確かだった。



「ちゃんは、テツくんの双子って見分けつくの?」

「うん。
ずっと一緒だったし!」

「すごい…」

「喋り方も一緒か?」

「トーヤの方が砕けた話し方するよ?
一人称は俺だし」



次々と明るみになる黒子の双子の弟のこと。
さして問題がない質疑応答が続いているのを横目に、黒子は思い出したと口を開いた。



「今日、トウヤと遊ぶ約束してるんです。
良かったらご一緒にいかがでしょう?」

「行く!」

「そうだな、今日は部活も休みだ」

「構わないのだよ」

「黒子っちの双子くんに会えるんスねー!」

「テツの双子かー
楽しみだな!」

「黒ちんが2人かー
影薄いのかなー」



すぐに決まった今日の放課後の日程。
嬉しそうな笑みを浮かべる幼馴染に、も嬉しくなり笑っていた。































これから、厄介なことに巻き込まれるとは知らずに。


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