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【HUNTER×HUNTER】漆黒人形〜ドールな薬師〜

第6章 2次試験・中編


些細な音やオーラの流れにも敏感に反応してしまい、逆に疲れる。


それは団員でも同じ。


多少は軽減されるかもだけどやっぱり熟睡は出来ない。







しばらくすると団長からは安らかな寝息が聞こえて来た。


俺、どうしよっかな。


本読まないし携帯使えないし。


暇潰しになるようなものは持ってない。


かといって団長やリアのように寝ることも出来ない。


こういう時不便だよなー、俺の性格って。


それにしても…。


「綺麗な顔立ちだなぁ」


誰が見ても整った顔立ちだって言うと思う。


可愛いっていうよりも綺麗っていうのかな。


会話したり話聞いてくれる時は絶対真っ直ぐ目を見てくれる。


奥を見通すように見つめる濁りのない真っ黒な瞳は、どことなく陰が見え隠れしていて気を抜くと吸い込まれそうになった。


芯の強さを物語る瞳とは反対に、リア自身はとても繊細で1歩でも踏み外したら簡単に壊れてしまいそうな程に脆い。


そんな風に感じた。
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