• テキストサイズ

【HUNTER×HUNTER】漆黒人形〜ドールな薬師〜

第25章 鬼ごっこ


これは…。


「支肢(シキョク)…ですね」


闇家業では基本とされている動作の1つ。


まさかこんな歳で使える人が居るとは思わなかった。


「そ。見分けつく?」


肉眼、気配だけでは無理ですね。


とても完成度が高い。


「仕方ない…」


オーラを目に集中させ、凝を行う。


そのまま残像全てに目を通し、本物を見つける。


「捕まえましたよ」


トン、と軽く肩に触れた。


「ちぇっ…。

やっぱただモンじゃないね、あんた」


「さぁ?どうでしょう」


大人気なかった気もするけど。


「俺結構訓練してんだけどな、それでも最初のは気づかなかった。

命懸けだったら殺られてた」


「私もそれなりに訓練してますから」


仮にも闇の世界に脚を踏み入れている訳だから。


「それなりに、ね。

なぁ…また遊んでよ。

今度来た時、時間あったらで良いからさ」


「良いですよ」


以前よりもいくばか瞳に色が宿っている。


「そんじゃね、リア」


「ええ、また」
/ 293ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp