【HUNTER×HUNTER】漆黒人形〜ドールな薬師〜
第8章 3次試験
「残り2日以上ありますけど、どうしますか?」
「遊んで過ごそっかな」
「まぁ、そんなところだ」
「リアはどうするの?」
「私は期日までゆっくりしようと思います」
「じゃあさ、一緒に居ようよ」
「良いですけど…」
どうして私と居たいのだろうか。
「決まりだね」
どうしてかは分からないけど、特にすることもなく、嫌な気もしないので頷いた。
「リアって薬使いなの?」
「薬使いという程じゃないですけど、多少の心得は持っています」
「今はどんな薬を持ってるの?」
「使い終わったものも多いので、今持っているものの把握はあまり出来てません」
下手にこちらの手の内を明かすマネは避けるべきだ。
信用出来ない、という訳じゃないけど用心しておくに越したことはない。
「そりゃそっか、言える訳ないもんね」
「すみません」
私の考えを悟らせるつもりはなかったけど、まさか気がつくとは思わなかった。
鋭いのはクロロさんだけじゃない、ってことですね。