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ひとつの宝箱 R18

第9章 DIABOLIK LOVERS 激裏


「全力で逃げれば問題ないですよね!」

「ぁあ」

「私明日の朝街に変装するので大丈夫ですよ!」


笑顔を向けると微笑えんだ

カールハインツ様は
「健闘を祈る」とだけいって去っていった




夜中、身支度をすませると、置き手紙と共に街へでかけた

街につくと朝日が登っていた近くのカフェで朝食を済ませて、タンポポの草原に向かった

兵士があちこちにいて正体がバレそうになる

「フードつけててよかった」

タンポポの草原があと少しというところで悪夢が起きた

「ならそのフード取ってやる」

まさかと思い振り返ると

「なっんできゃぁ」

肩を押されて尻餅をついた。

「なんでもこうもねーよこんないい匂い忘れっかよ」


アヤトくんの手が顔に届くところで立ち上がり走り出した

あと50mぐらいであの青いホールに入れる!

そのまま吸い込まれるかのように体が入った
これでようやく…ほっとした時ホールの上から
「逃げられると思うなよラナ」

その一言は、後に、生贄の花嫁に繋がったことを、人間は知らなかった
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