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Fall in love with you【R18】

第7章 seven












烏養さんのキスは好きだ。


烏養さんはいつも私の頬に右手を添えると、親指で頬を一撫でしてから食べるみたいに唇を合わせる。


前に「烏養さんキスする時のアレってくせなんですか?」って言ったら「なにがだ?」って言ってたから多分無意識なんだろうな…


『これからするぞ』って合図みたいでドキッとするけど、その胸の高鳴りすら愛おしい。



でも、それと同時に苦しくなる。


ハルさんにも同じようにキスしてたのかな、って…


比べちゃいけないって思うのに気になってひとりで悩んで、ハルさんに嫉妬してる。



烏養さんは少しずつ私を見てくれるようになった。

それでも名前はまだ呼ばれない。




あの時は聞き分けのいいフリして周りに関係隠そうとか言ったけど


本当は自慢したくてしょうがなかった。


こんな素敵な人の彼女にしてもらえたんだよって。



だからみんなの前で『俺んだ。』って言ってもらえて死ぬほど嬉しかった。


好きで好きで、涙が出そうになった。




どうしたらこの気持ちを伝えきれるんだろう。





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