• テキストサイズ

ONLINE GAME

第4章 GAME START


出口立つと優月さんは立ち止まった。

「いいか。外に出たら絶対俺から離れるな。」
優月さんは真面目な顔で言った。

「…はい!」

「…うぃーっす」

私達二人の返事を聞くと優月さんはドアを開けた。

またあの冷たい風が一気になだれ込んで来た。
外は昨日同様薄く雲がかかる満月の夜だった。

「…また満月だ。」
私はポツリと呟いた。

「ずっとだよ。ここは『エピドート』主にアサシン達が活動する夜の街だ。」
優月さんも空の満月を眺めながら言った。

「へぇー、そうなんですね。」

そんな話をしながら歩き、誰とも会うことなく、
私達は目的地の建物内に入った。

中に入るとカウンターのようなところに一人の女の子が立っていた。

そして、私達を見ると

「イラッシャイマセ!訓練所ヘヨウコソ!」

何だかカタコトのイントネーションで女の子は言った。

「あ、こんにちわ!」
私は頭を下げた。



/ 198ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp