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第4章 GAME START


「まぁ、このプリーストってのが厄介でな。まず、PT戦になったら一番に狙われるのがプリーストだ。」

「あ?何でだ?」
陽くんは眉間のしわがさらに一層濃くなった。

「他の奴殴ってもプリーストが回復しちまうんだったら意味ないだろ?」

「…あぁ!なるほど!」
陽くんはスッキリしたような顔をした。

「そして、PTに1人はほしいのがプリーストだ。でも、プリースト自体の人口が少ないからそれが出来てないのが現状だ。それ故にプリーストは誘拐されやすい。まぁ…気をつけるんだな。」

「ふぅーん、俺って希少価値たけぇんだ。」
陽くんは少し満足気だった。

「…まぁな。まぁ、PT構成としては、前衛にウォリアー又はナイトなどの攻撃部隊。そして、後衛にウィザード又はカオスウィザード、そして回復にプリースト。そのプリーストの護衛にガンナー、アーチャー、アサシンなどって感じかな。」

「す、すいません…全然わからないです。で、でもとりあえず、私は陽くんを守ればいいんですね!」
私はなんだか聞き慣れない言葉に頭がふらふらしていた。

「ま、まぁ、後々わかるようになればいい!じゃぁ、次に戦い方について教える。よし、ついてこい!」
そう言って優月さんは立ち上がった。






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