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ラベンダーに誘われて

第1章 転校











俺、沢田綱吉。並盛中学1年生。

テストも運動もダメダメで付いたあだ名がダメツナ。




ある日、赤ん坊が家庭教師をすると言って家に転がり込んできた。それが、リボーンだ。なんでも、イタリア最大のマフィア、ボンゴレファミリーのボスにするために来日したとかなんかで・・・もう大変なんだ!!




「10代目!!」



銀髪で笑顔で走って来る男の子は、獄寺隼人くん。イタリアからの帰国子女で・・・というか、ボンゴレファミリーの仲間で、俺の事を10代目って呼ぶんだ。








隼人「十代目!今日は転校生が来るみたいっすよ?」
ツナ「え・・・また転校生!?」
リボーン「イタリアから誰か来るとは聞いてねぇぞ。」

ツナ「じゃあ、普通の転校生?良かったぁ・・・。」
リボーン「・・・こんな微妙な時期に転校してくる奴なんて、珍しいな。」
ツナ「言われてみれば・・・でも、両親の都合なんじゃない?」












クラスでは、転校生の話で持ち切りだった。





「ねぇ!転校生来るんだって!!男の子かな?」

「俺は可愛い女の子がいい!!」





ガヤガヤとしている教室の扉が開かれ、教師が入って来た。





担任「静かにしろー。噂の転校生が入って来れないだろ。」



そう担任が言うと、クラスメートは全員静かになった。







担任「男子共喜べ。女子だ。おーい。入ってこい。」





ガララッと入って来たのは、見慣れない制服を着た綺麗な女の子だった。





腰くらいまであるだろう黒い髪は歩くたびにサラサラと流れている。セーラー服なのは、前の学校の制服なのだろうか?

先生の隣でこちらに向いた女の子は、とても容姿が整っていた。




カカカッと先生はチョークを滑らせ、名前を書いた。


担任「今日からここに転校してきた鷹宮だ。」

麗「鷹宮麗です。よろしくお願いします。」






担任「じゃあ、鷹宮は窓側の空いてる席に座ってくれ。」

麗「はい。」





スタスタと歩いて席に座る鷹宮さん。





凄い、綺麗だなぁ・・・。







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